日誌

11月7日 新兵器投入

 ◆あすなろ学級 綿繰(わたく)り作業

学級で栽培していた綿花から綿を収穫したのは知っていましたが、いよいよ加工の作業が始まったらしい。今日から新兵器を投入するとの情報をもらい、さっそく取材に行きました。

こちらが新兵器。「実用新案登録願 最新型綿繰機」と書いてあります。裏には、昭和12年の文字が。製造年かどうかわかりませんが、87年以上前の器具であることは間違いありません。

まずはデモンストレーション。

私「これは、どういう行程なの。」

担任「綿と種を分ける作業です。」

自前で綿繰機を制作して使ってみたそうですが、せっかくなら本物を使わせたいということで、渥美郷土資料館に相談したそうです。そうしたら、こちらの綿繰機を使っていいと。なんと太っ腹でしょう。貴重な資料ですが、道具としての命を失わせてはいけないという管理者の気概が伝わります。*たぶんそうじゃないかと。

担任「あ、種が出てきたよ~。」

子供「どこぉ?」

こちら側からは、種が外れた綿が出てきました。

いよいよ子供たちの番です。

担任「ゆっくり回してね。」

私『壊れませんように。』

”選手”交代。

私「前の道具とどちらが使いやすい?」

子供「こっちです。」

私「どういうところが使いやすいの?」

子供「回すところが付いているので、回しやすい。」

せっかくなので、前の道具も見せてもらいました。

なるほど。二本のパイプを両手でぐりぐり回すわけですね。

担任「慣れてきたら、これも上手に使えるようになったんですよ。」

新しくて古い道具と古くて新しい道具の共演です。*ちょっと何を言ってるんだかわかりませんが。

私「この綿で、このあと何を作るの?」

子供「クッション!」

いいと思います。

◆野外活動レポート~完結編~

◯退所式

楽しかった野外活動も、長かったレポートもいよいよ大詰めです。

管理人「後ろの山を見てごらん。あれは田原市の山なんだよ。」

このあと、田原市と津具村の交流の歴史と友情の証についてお話を聞きました。

どっちかが津具でどっちかが田原、だったような。

津具と田原が手をつないでトンネルを作ってる。丸いのが頭、だと思う。

成長したなあ。みんなカメラ見てるもん。そこですか?と言われそうですが、そこなんです。

帰りの運転手さん。お世話になります。実はこの方、ただ者ではなかった。何者かは最後に分かります。

◯昼食

昼食は新城の公園でワイワイ言いながら食べる予定だったんですけどね。なにせ新城の暑いこと。子供達の体調を考え、車内昼食に変更しました。さすがに子供たちも納得顔です。

子供「どうもありがとうございました。」

予定時刻より少し早めの到着でした。安全運転のおかげでしょう。帰路も車酔いなしです。

◯解散式

司会「今から解散式を始めます。」

さすがに疲れの色は隠せず。

 お迎え、ありがとうございました。

→ おわり

*おまけ

バスの方から大きな声が聞こえてきます。運転席を覗いているのは、本校の用務員です。

用務員「あれぇ、◯◯さんじゃない。久しぶり~♪」

運転手「びっくりしたー。△△さん、ここで働いているんだ。」*予想です。

<その後>

私「お知り合いだったの?」

用務員「はい。昔の同僚です。その時彼女、バスガイドやってたんですよ。その後、大型2種免許を取って、今は運転手だそうです。」

華麗?なる転身ですね。そういう△△さんだって、なかなかの転身ぶりだと思います。