田原市立伊良湖岬小学校

行事だより*防災教室*

田原市役所防災対策課の主催で、本校で防災関連の行事がありました。
◎ナマズ号(起震車)による地震体験
こちらがナマズ号です。早朝より準備に余念がありません。愛知県にはナマズ号が3台あって、こちらが東三河地区担当車です。経年疲労?により、しばらく使用不可でしたが、東三河のナマズくんは無事に職場復帰を果たしたようです。残りは、西三河と愛知県庁で活躍中です。そんな細かな情報はさておき…
 
今日は、児童全員が体験をします。代表して、1年生の様子をレポートします。それにしても、担任の説明を前に子どもたちは気もそぞろのようです。あっちゃこっちゃ向いてます。おまけに、後ろに立つ支援員は”鶴のポーズ”です。何しろ寒くって…。

担当の方から説明がありました。「地震が来たらどういう姿勢になりますか」という質問に、1年生は「ダンゴムシ~」と即答です。よしよし。ちょっと安心しました。
  
上右は、担当の方が安全な位置を教えてくれているところです。その結果、下のようになりました。無理に机にしがみついたりすると、机で頭をぶつけることがあるそうです。
 
震度6の揺れは、画像だけではなかなか伝わりにくいです。それでも、彼は床でおでこをぶつけちゃったみたいです。
 
最初に体験した女の子が先程の支援員にしがみついています。甘えているのかな?いえいえ、本当に怖かったようです。
  
別の女の子にも慰められています。このあと、なんとか持ち直しました。
 
↓ にこにこです。 → ぶるぶるです。防災ずきんにもなりそうです。
  
↓ こちらの二人はただ寒かっただけみたい。
  
1年生のあとに体験する2年生がやってきましたが、並ぶのも忘れてぼーぜんと眺めています。体験を見る方も興味津々です。
  
どんな揺れか、どうしても伝えたくて…
      
どうでしょう。皆さんのお宅にあるかもしれないシャンデリアが、こんな感じで揺れているとご理解ください。こうして体験は続きます。できれば6学年とも紹介したいところですが、
  
とにかく寒くって…。それでも、最後までお世話いただいたナマズ号の担当者の方は、本当に大変だったことでしょう。感謝です。
◎人形劇「稲村の火」観劇会
午後の全校活動です。学校の呼びかけに、4人の保護者の皆さんもご参加いただきました。  
このお話は、戦中戦後の教科書にも掲載されていたそうで、心打つ内容でした。また、人形劇という表現方法も新鮮でした。
  
1854年に発生した安政東海地震のときに、和歌山県の広村で実際にあった出来事です。この地震では、渥美半島でも多くの被害がありました。校区の堀切地区で「牛首地蔵」の悲劇が起きたのも、まさにこの時です。つくづく、歴史はつながっていると思います。
  
◎5,6年「こどもぼうさい教室」
高学年用に、防災対策課の方が講義をしてくれました。「避難所では、子どもでもできることはたくさんあるんだよ」という言葉が心に残りました。命を守られる側から守る側にもなれるという高学年の自覚を少しずつ育てていきたいです。

*余談です
本日朝の打ち合わせのあと、職員室で6年担任が大きな声を出していました。
担任「あれぇ!今日、お礼の言葉があるじゃん!!」
どうも、観劇のお礼を忘れていたようです。その後、何があったか知りません…。
しかし、児童会長が大変立派にお礼のスピーチをしたことは間違いありません。子どもはちゃんと成長していますね。素晴らしい対応力でした。ちなみに、私も始めのあいさつを忘れていたので、担任にかける言葉はありませんでした。