田原市立伊良湖岬小学校

行事だより②*津波避難訓練*

昨日の話題の続きです。
◆津波の避難訓練
こちらはちょっとまじめな話題です。本校では、年間に数多くの避難訓練を行っています。先日行った火災の避難訓練もその一つですが、本日の訓練は、津波からの避難です。地震はいつ来るかわかりませんから、いろいろなパターンで練習しています。今回は、下校途中の避難でした。
今日は一斉下校です。運動場に集合して、静かに出発を待っています。それにしても、いつもにも増して静かです。
 
急な話でしたが、NHK仙台放送局から避難訓練の取材依頼がありました。津波対策の先進的な取り組みを紹介したいということでした。3人の取材班の方は昨夜から今日にかけて日付が変わる頃に伊良湖に到着したそうです。仕事はどこも大変ですね。

撮影中の人を撮影してみました。
 
訓練が始まりました。全部で6カ所ある一次避難所に分かれて、それぞれの班が走って避難します。あちらこちらで、上級生が下級生を気遣う姿が見られました。1年生にとっては、初めての訓練です。避難のルートや場所を覚えることが目標です。
 
↓取材班も大変です。→地震発生直後のシェークアウトの様子です。
  
こちらの班では、上級生が1年生の荷物を持ってあげています。本当に警報が出たときは、荷物はその場所に置いて避難するよう指導しています。
 
避難場所まであと少しです。
 
校区のあちこちには、避難経路を示した看板を設置してあります。昨年度は、PTAの補助をいただいて、新たに13本の看板を設置しました。サーフィンや観光にきたお客さん達にも活用してもらえたらと願っています。
今日の避難訓練には、PTAから10名の方が立ち番等のボランティアにでていただきました。ありがとうございました。
 
津波避難の心得で、「津波てんでんこ」というのがあります。津波のときは、てんでばらばらに逃げなさいという意味です。本校の校区は東西に12㎞もあり、すべて海岸に面していますが、場所によって地形や海抜に大きな差があります。そこで、その地区にあった避難方法を選択できるようにすることが課題の一つになっています。今回の避難は班でまとまって行いましたが、てんでんこで避難する訓練も予定しています。