田原市立泉中学校

7月20日 校長先生講話「命の話」【7月ー92号 通算360号】


終業式後、校長先生から「命に関する講話」がありました。
朱川湊人氏作「蒼い岸辺にて」という本からの抜粋でした。自殺を企てた、主人公が三途の川の渡し人に出会い、未来に起こるであろう出来事を聞かされます。死んで「あの世」に生き、未来の起こるであろうことを「ゴミ」として捨てるより、多少苦労はしながらも生きている方がおもしろいことに気づきます。そして渡し人に懇願し、生き返らせてもらうというお話でした。
「未来に起こる幸運は、あくまで、卵なのだから、努力しなければ手に入らないぞ。生きるも自由、死ぬも自由だが、生きる方が断然おもしろい」「この世の苦労は所詮障害物競走のはしごくぐり程度なんだよ。肩がひっかかってくぐりぬけられない程度のものさ。」
校長先生の言葉が胸にすーっと入ってきました。