田原市立亀山小学校

よかったことは何ですか?(3~6年福祉実践教室)

 12月3日、3~6年生が福祉実践教室を行いました。3・4年は手話体験、5・6年は、認知症サポーター講座と視覚障がい者ガイドヘルプについて学びました。 

 5・6年生では、認知症の理解や接し方を学びました。視覚障がい者ガイドヘルプでは、1人が目隠しをし、1人が誘導する体験をしました。どきどきしながら階段を上ったり、降りたりすることを通して、動くときは声をかけることやゆっくり動くことなどが必要であると学びました。

 

 3・4年生では、耳が不自由な人はどんな手段で意思疎通を行うのかを教えていただきました。口の動きだけで話す「口話」で、『何と言っているのかクイズ』をすると、似ている口形の言葉は理解するのに難しいことを知りました。ろうあ者の講師の先生から、表情や身振りなどがとても大切であることや簡単な手話も学びました。

 講師の先生のとても明るい姿に、「聞こえなくて不自由なことは何ですか」と聞くだけでなく、「耳が不自由なことで良かったことは何ですか」と質問する児童もいました。体験教室を通して、不自由な方の困り感や支援の方法について学ぶだけでなく、「不自由な方には、自分達には想像もつかない幸せな世界があるんだ」ということを学ぶ機会にもなりました。