田原市立赤羽根中学校

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にっこり スマホやケータイを安心・安全に使うために! 

 2月1日(木)、日本の大手電気通信会社であるKDDIから講師をお招きし、武道場を会場として、スマホ・ケータイ安全教室を行いました。
 本校は、生徒指導のきまりの中で、スマホやケータイの所持については「買わない・持たない・借りない」ことを原則としています。でも、家庭の都合で持たさざるを得なかったり、中学校卒業後に持ったりすることを考えれば、それらの『安心・安全な使い方』を知っておく必要はあります。そのような訳で今回、外部から講師を招いての開催となりました。
 講師は、まず、スマホやケータイの持つ光(インターネットやメール、ゲームなどが手軽にできる便利さ)と影(ネットトラブルや犯罪、いじめを引き起こす怖さ)について映像を使って説明してくれました。説明の後で、講師は生徒達に、「スマホやケータイは便利だけれど、同時に怖いものであることを頭に入れておくことが必要だ。それが分かっていれば注意して使うことができる。特に重要なのは、自分が送ったメールなどで人の心を傷つけることがあることを知ることだ。スマホやケータイなどの機械は壊れても直せるが、人の心につけた傷は治せない。」と伝えました。
 次に、講師はインターネット上でのトラブルを扱った3つの動画を生徒達に見せ、その内容を詳しく説明してくれました。1つ目の動画は、「ネットの仕返し、その結末は」という題名がつけられていました。これは、友達とけんかをした仕返しに、ネット上に悪意のある写真や悪口を投稿し、それが拡散して大騒ぎになるという内容でした。講師は、「ネット上に投稿した写真や悪口は一生消せないと思った方が良い。投稿する前によく考えるべきだ。」と伝えました。
 2つ目の動画は、「まじ面倒くさい」という題名がつけられていました。これは、母親に向けてつぶやいた言葉をLINEに投稿したところ、友達がそれを自分に向けて言われたことだと誤解し、仲間外れやいじめに発展するという内容でした。講師は、「LINEなどは短い言葉でやり取りすることが多いので、このような誤解が生じやすい。おかしいなと思ったら、直接電話をして確かめることが必要だ。」と伝えました。
 3つ目の動画は、「ネットの向こうの親友は」という題名がつけられていました。これは、ネット上で知り合い、仲良くなった友達と写真を交換したり、会ったりすることで事件に巻き込まれていくという内容でした。講師は、「ネット上にいる人は、良い人ばかりではないと考えるべきだ。むやみに信用して写真などを送るのはとても危険だ。」と伝えました。
 最後に、講師は、「スマホやケータイを使っていてトラブルが起きた時、1人で抱え込まないことだ。家の人や先生、そして、警察などに早めに相談してほしい。」と言って、話をまとめました。生徒達にとって、本当に有意義なお話だったと思います。
 
【講師のお話を聴く生徒達】     【生徒達に語りかける講師】