田原市立亀山小学校

2025年12月の記事一覧

盲導犬教室

12月9日、実際に盲導犬のユーザーである講師の先生をお迎えして、盲導犬教室を行いました。はじめに、病気のため目が見えなくなった経緯や、盲導犬のできることやできないことについて教えていただきました。

講師の先生「盲導犬ができることは、次の4つの内いくつあると思いますか?①『スーパーに連れて行って。』と言ったら、連れて行ってくれること。②信号で渡っていいかどうか教えてくれること。③階段があることを教えてくれること。④怪しい人がいたら、吠えて教えてくれること。さあ、どれでしょう?」

子ども達も迷っていました。講師の先生が子ども達に聞いてみると、2つできると考えた子が一番多かったです。

講師の先生「答えは1つです。」

子ども達「え〜!」

講師の先生「この中でできることは、③の階段を教えてくれることだけです。犬は色が分からないし、盲導犬は絶対に吠えないように訓練されています。」

講師の先生「横断歩道を渡るときは、周りの車や人の気配を感じて、渡れるかどうか判断します。でも、田舎では人も車も少ないから、多分、赤でも渡ってしまったことが多いと思います。横断歩道は、とっても怖いです。」

目の見えない人の気持ちがよく分かりました。講師の先生はその他にも、しゃべる炊飯器を使っていることや、盲導犬も家に帰ってハーネスを外すと、普通のペットと同じだということなどを教えてくれました。

講師の先生「犬をなでてみたいですか?」

子ども達「は〜い!」

講師の先生が盲導犬のハーネスを外すと、犬も一気にリラックスするのが分かります。

子ども達になでてもらって、とっても気持ち良さそうでした。これも、パピーウォーカーさんが愛情いっぱいに育ててくれたおかげなんだな、と思いました。

児童代表「私は、もし横断歩道で盲導犬と連れている方や白杖を持った方を見かけたら、『なにかお手伝いできますか?』と声をかけたいと思います。」

盲導犬は、現在豊橋で1頭だけいるそうです。でも、白杖を持って街に出歩く人は、たくさんいるそうです。講師の先生の話を真剣に聞く子ども達の顔を見ていると、ちょっとだけ勇気を出せば、みんな、優しく声をかけられるに違いない!と思いました。