田原市立福江中学校

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明けましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。平成三十一年(二〇一九年)亥年の年明けです。今年は天皇陛下が退位され新しい天皇陛下が即位されます。五月にはその関連行事が行われる予定であります。元号が平成から変わり新たな時代の幕開けの年となります。私たち福江中学校においても(みなさんはすでによく知っていますが)、伊良湖岬中学校との統合が行われます。ぜひ、世界も日本もそして福江中学校もきらり輝くすばらしい一年になることを願っております。

 さて、三学期の初めにあたって二つのお話をします。

 一つは進路のお話です。三年生の皆さんは進路選択、進路決定の真っ只中です。悩みながらも自分の将来に向けて一生懸命考えています。また、受験勉強も気が抜けません。不安を抱えながらの毎日ですが、この苦しみは必ずや進学後の大きな力となります。ここで力を抜くと新たな進路先でのスタートダッシュに苦しむことになるかもしれません。ここは頑張りどころです。健康に注意して夢の実現に向けて学習に取り組んでいきましょう。

次は全校のみなさんにお話しをします。この三学期は今一度級訓を意識し、そこに込めた君たちの思いや願いを具体化し、達成してほしいということです。四月や五月に各クラスで話し合ったあの熱気を思い出し、どのようにまとめていくかを考え、実行してほしいと願っています。やると決めたことはやりきることは大切なことです。できなかったら原因を追及し、反省し、改善することです。これが三学期の一つの意味です。三学期は短い期間ではありますが、ぜひ来年度につながる学期にしていただきたいです。そして、生徒の皆さんの一人ひとりの「きらり輝く」活動を期待しています。

第2回学校保健委員会(12/19

 インフルエンザの影響で3年生のみの参加となりましたが、KDDIの髙木さんを講師にお招きし、スマホ・携帯教室を開催しました。他人を傷つける書き込みなどが、思いがけない形で自分を苦しめる結果になってしまう実例をもとに分かりやく、しかも心にグッと来る形で教えていただきました。わたしにとっても大変参考になると同時に恐ろしさを感じた集会となりました。尚、PTAの委員のみなさんも多数参加していただきました。ありがとうございました。


冬を駆け抜ける 駆け足集会 (12/3 ~12/10)

 師走を迎え、福江中学校伝統の「駆け足集会」が始まりました。生徒のみなさんは長距離走・駅伝大会に向けて一生懸命走っています。わたしは逆走しながら一人一人の表情を見ていると苦しさの中に「きらり輝く表情」が見られてうれしくなります。1mでも多く走ろうとがんばる姿に「心と体の成長」につながっていくことを実感しています。福中生のたくましさに触れられるすばらしい行事です。


   福江中学校読書週間

  本を読んで知識と教養を積極的に身につけましょう。わたしは年間30冊ぐらいは読みたいと思い、暇を見つけて本を読んでいます。今は福澤諭吉の「文明論之概略」を読んでいますが、不思議なことに最近は古文調の文がすらすら読めるようになってきたのです。「~あるべからざるなり」などがすっと読めるようになり、意味も頭に入ってくるようになりました。ちょっとうれしくなっています。さて、中学生のみなさんも朝の読書をはじめ、時間をつくって読書に親しんでほしいと思います。図書委員会では本の貸し出しやポップ作りなど読書週間にちなみさまざまな取り組みをしています。まずは図書室に行ってみましょう。

ハロープロジェクト(12/5 ~12/7)

  福江の冬空にあいさつの声が響きました。小中高合同のあいさつ運動は地域のふれあいにも役立っています。



 「いじめ」の対応について教職員で学習会を開きました。生徒指導主事の山科先生が講師となり他校の事例を参考にスピード感を持ち、組織で対応をすることの大切さを再確認し、今後の指導に生かせるように話し合いをしました。人権週間後もいじめのない学校づくりへの意欲を高めることができました。(12/6実施)

  講義の後はグループでワークショップを行いました。


コミュニティスクール先進校視察(12/5)

 来年度から始まるコミュニティスクールに向けて本年度2回目の先進校視察(豊田市立古瀬間小学校)を実施しました。古瀬間小学校では地域学校協働本部も立ち上がり、保護者のみなさんが中心となって学校ボランティアの運営を行っていました。この日はマラソン大会の試走会でしたが10人以上のボランティアが交通整理に参加していました。また、地域支援室も整備されていました。

 英語活動に地域のボランティアの方が参加し、教員を含めて4人体制で授業をしていました。愉しくも規律ある授業が展開されていました。

 

「人権について考える」 人権週間12/4~12/10

みんなで築こう 人権の世紀
~考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心~

  最近では,いじめや体罰,児童虐待などといった子どもに関する人権問題,インターネット上の誹謗中傷,プライバシー侵害といった人権問題に加え,特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動,障害のある人や東日本大震災からの避難者に対する偏見や差別意識を背景として引き起こされた重篤な事案などが,社会的な関心を集めています。
  
平成30年(2018年)は,世界人権宣言が国連で採択されてから70年の節目の年でもあります。 そこで,本年度の啓発活動重点目標を標記のとおり定め,21世紀が「人権の世紀」であることを改めて思い起こし,一人一人が人権を尊重することの重要性を正しく認識し,これを前提として他人の人権にも十分配慮した行動をとることができるよう,相手の気持ちを考えることの大切さを一人一人の心に訴えます。 

*法務省が今年の人権週間に際して、趣旨として発表された文章の一部抜粋です。一度読んでもらって、福江中学校では、いじめの撲滅のために下線部のことを私も特に強く訴えたいと考えています。また、中学生としましては、世界人権宣言について調べてその目的や願いをしっかりと理解することも大切であると思います。

  11月22日 統合説明会を開催

 宮川教育部長のあいつさから始まった統合説明会。これまでの統合準備委員会で話し合われ、決定したことをお話しさせてもらいました。いよいよ統合が近づいてきたなあと、実感しました。疑問点などは遠慮なく尋ねてください。四月にはみんなで気持ちよくスタートを切りたいと思います。



  親子クリーン作戦

 十一月二十九日に親子クリーン作戦を実施しました。今年はダンボールが大量に集まりました。収集に携わっていただいたみなさん、そしてたくさんの資源を出していただいた地域のみなさん、ありがとうございました。環境保全に貢献できました。



キャリアスクールプロジェクト

   大人への階段を上る中学生が大きく成長する貴重な体験学習をしました。地元の福江中校区を中心に四十を超える事業所の協力を得て、今年も無事に実施することができました。二年生のがんばりと事業所の方々に感謝します。生徒は実社会の風に当たり自分の可能性を実感できたと思います。
   5日間の体験は、働くことが行事ではなく、日々の地道な積み重ねであることを気付かせてくれます。






もうすぐ合唱祭(11/1)

 10月に入り毎日、どこかの教室から歌声が聞こえています。時が経つにつれて小さな声が大きくなり、そして美しい声へと変化しています。いよいよ合唱祭だなぁ、と楽しみな気持ちが大きくなってきました。きっと、期待する気持ちはみなさんも同じことでしょう。合唱コンクールに向けて音楽通信「Harmony」が出されていますが、しっかり読み込んでいますか?コンクールに向けてのさまざまなアドバイスが書かれています。私も読むたびに、なるほどと思うことばかりです。皆さんの取り組みの成果がどのように当日発揮されるか、期待で胸が膨らみます。

 また、吹奏楽部の演奏やFステ、ゲスト演奏、PTA・職員合唱なども準備が着々と進んでいると聞いています。また、生徒会執行部や合唱コン実行委員会のみなさんのアイデアの効いた活動も楽しみの一つです。当日は福江中学校の文化レベルの高さをみんなで感じ、芸術の秋を十分味わいましょう。


文部科学省「いじめ調査」に思う

1025日、文部科学省における平成29年度の問題行動の調査内容が発表された。いじめの認知件数は小学校では激増しているが、中学校は横ばいである。いじめの態様(種類)で最も多いものは「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が中学校では全体の65.7%となっている。

「冷やかし」や「からかい」がいじめにつながる第一歩であることがよく分かる。そして、これは言葉を発する側と言われる側の認識に違いがあるのではないかと推測される。いじめるつもりではなくても、言われた相手は「いじめ」を感じているということだ。いじめようとする意識が必要かどうかは別として「いじめ」ていることには変わりは無く、相手の心を痛めてしまっている。そこで、私は日常の言葉遣いにについて今一度、みなさんと振り返ってみたいと思う。「知らず知らずのうちに相手の心を傷つけていないか」と問い直してみたらどうだろうか。もちろんいじめるという意志があっての言葉はもってのほかであるが、この自覚の無い知らず知らずの言葉はとても「こわい」と思うからだ。そして、いじめは誰もがどちらの側にもなりうるものと考える。この調査結果が出るタイミングをとらえ、一度いじめについて自問自答することを提案したい。そして、みなさん。福江中学校から「いじめ」をなくしていきましょう。

 

 

学校訪問がありました

10月22日に県教委・東三河教育事務所・市教委による学校訪問がありました。授業参観と書類等の監査などが行われました。5時間目には1年1組の理科の授業で研究授業を行い、授業後は職員全員による研究協議を行いました。その後、学校経営等への評価や指導をいただきました。授業では「落ち着いていながら、活発な授業」の様子を評価していただきました。

また、「発表用ボード」を使った授業が多く行われましたが、研究協議においても話し合いに使われました。今後、本校の授業ツールとして進化・発展していくことを期待しています。

地域とともに サンキュー☆福江(10/18)

 昨年は悪天候のため中止になってしまったサンキュー☆福江ですが、今年は天候に恵まれ、しっかりと実施することができました。生徒のみんなが育ったふるさと渥美への恩返しの気持をこめて、校区全域で奉仕活動を行いました。自治会のみなさん方を中心に私どもとともに作業に携わっていただきました。まさに感謝の一言です。ありがとうございました。












 
私はほとんどの場所を見て回りました。福江中校区のすばらしい景観を目の当たりにしました。山あり海あり、公園あり、街もある。こんな変化に富んだ場所にある種の喜びを感じました。

みなさん、ここに写っている場所はどこのものか分かりますか。

続けることの効用 (秋の夜長に思ったこと)

 私の高校時代のことについてお話したいと思います。大学進学を目指して高校受験の勉強に取り組もうと心に決めて、勉強し、希望校に入学しました。しかし、その高校では野球部の新設運動がおこり、我々1年生の野球部出身者は新設野球部(当時は同好会)への激しい勧誘にあいました。その熱心な勧誘により野球漬けの高校生活がスタートしました。新設だということでそんなにきつい練習はないだろうと、高をくくっていましたが大きな誤りでした。週7日の練習が続きました。当時(昭和50年)の東三河は野球の強豪校がひしめいており、その渦にいきなりわが母校も巻き込まれたのでした。成章高校(昭和47年春の大会に甲子園出場)、福江高校、国府高校(昭和50年夏の大会に甲子園出場)、豊橋工業高校、蒲郡高校などは私学四強とも互角以上に戦える実力校でした。その証拠に中京高校(中京大中京)や名電工高校(愛工大名電)などが豊川高校や福江高校へ練習試合に来ていました。一度だけ豊川高校で中京高校と練習試合をしました。また、福江高校では名電工や長久手高校との練習試合をさせていただきました。

さてそんな中、高校2年生になった時の私の成績は惨憺(さんたん)たるものでした。得意の社会や理科はまだよかったのでしたが、英語、数学は下から数えたほうがはるかに早く、若干得意だった国語も順位は半分以下をさまよう状態でした。「これではいかん」と思っても机に向かえない日々が続いたある日、同級生のある学習法に接することができました。それは①「学習の同時刻化」と②「難問問題集へのチャレンジ」でした。①は毎日夜8時には勉強部屋に入り学習を始める。②は若干得意だった国語の復活のために「旺文社 現代国語問題集」を1ヶ月でやりきることでした。高校2年生の10月から始めました。については来る日も来る日も間違ってばかりでした。しかし、長文を読み、問題に答えることをとにかく続けました。白紙回答はしないという自己ルールを決めて。そして約40日間でやり終えることができました。力がついた実感をえられないまま・・・。一方、はとにかく始めるだけは必ず始めました。そして、2時間は部屋から出ないという自己ルールを加えました。

やがて1月の実力テストが始まりました。数学や英語を犠牲にしてまで取り組んだ国語ができなければ受験計画も大幅に狂います。しかし、国語の問題は難しく、相変わらず問題を読んでも自信をもって答えることはできませんでした。しかし、白紙回答は「なし」で終えることだけはできました。

約1週間後、結果が出ました。何と国語は約400人中30位前後までアップしていたのです。もちろん他の教科は相変わらずでしたが、「やればできる」という実感はもつことができました。それからはこの勉強法を続けています。

 

最近の事ですが。今年になり「文明論之概略」「日本人の西洋発見」「翻訳と日本の近代」「カラマーゾフの兄弟」「白鯨」などの読み応えのある、または読みづらい本を中心に20冊以上読んでいたところ、本を読むペースが上がり、今までの文庫本では物足りなくなっている自分に気付いたのです。これは先ほど述べた高校2年生の頃を思い出させてくれました。やはり、あることをやり続けていくことで「自分が変わる」ことを再発見したのです。

 

みなさん、「継続は力なり」は本当です。読書に限らず、勉強でも運動でも自分が変わることは誰にでもできるはずです。まずはとりあえず始めることです。そして続けてみましょう。結果はおのずとついてくるはずです。

続けることは何か一つでけっこうです。あれもこれも続けることはできませんし、途中でやめて変更することも大切なことを付け加えておきます。

10月12日金曜日に、安全なまちづくり県民運動にちなみ、福江高校の生徒と本校の生徒会のみなさんが街角で防犯活動を行いました。ぜひ、美しい渥美から犯罪がなくなるようにお互いが声をかけあっていきましょう。

躍進の秋 体験の秋

台風24号はこの渥美半島にも大きな傷跡を残しました。皆さんのご家庭ではいかがだったでしょうか。停電が田原市内全域で発生し24時間近く電気のない生活を強いられたご家庭も多くあったと聞いています。これまでの防災対策を再点検し、今後に備えたいものです。

さて、実りの秋となりました。2学期は1学期で蓄えた力が形となって表れてきます。行事や体験学習がさまざまに計画されています。前向きに取り組み躍進につなげて下さい。


9月26日に3年生が福江高校文化祭に参加しました。高校生との交流に新鮮な感動を体験してきました。また行きたい!


9月には、2人の先生が授業研究を行いました。先生たちも学びの秋です。

9月26日に後期生徒会役員選挙・立会演説会が行われました。毎年思うことは立候補者一人一人の福江中学校への熱い思いを「まじめに」「熱く」語る姿とそれに聞き入る生徒の皆さんの「真摯な」態度です。今年も期待の持てる役員選挙が繰り広げられました。


 9月29日に市新人戦を開催。残念なことに台風の影響で屋内部活だけとなりました。1,2年生のみなさんが一体となってチームを構成し、顧問の先生方の作戦や励ましや真剣な眼差しで応じる姿に「きらり輝く」姿を感じました。心躍る瞬間がいくつもありました。感謝です。

また、大会に先立って行われた選手壮行会では、一人一人の選手が簡潔に自分の決意を述べる姿に頼もしさを感じました。自分の役割をしっかりと自覚し、その競技への正しい認識を感じました。伝統を引き継ぐ福中生にうれしくなりました。





 10月6日(土)20時より@FMに校長の私が出演し福中のことを話しました。
右はスタジオにて収録後の記念写真です。パーソナリティの重田さんとのトークでした。