田原市立亀山小学校

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思いをつないで…(落ち葉スキー20周年)

 平成16年から今の形になった「落ち葉スキー」も、今年で20周年を迎えました。

 落ち葉スキーは、50年以上も昔から、この地域の子ども達の遊びの一つで、地域の方が「楽しかった遊びを、この子ども達にも…」という思いで、スキー場のある「うしのけ山」の保全に力を入れてきました。そのおかげで、年月は過ぎても、昔以上に快適に落ち葉スキーができています。

 1月29日は、その地域の方とともに1・2年生で、落ち葉スキー場開きです。

 

 今年は、落ち葉スキー20周年記念として、うしのけ山を守ってくださっている地域の方々への感謝の会を全校で行いました。児童からはお礼のメダルや校歌のプレゼントをしました。地域の方からは昔の落ち葉スキーの様子を教えてもらいました。

 

 感謝の会の後は、各教室で地域の方と一緒に給食です。

 これからは、子ども達が地域の方の思いをつなぎ、うしのけ山をさらに魅力的なところにしていってくれると思います。

みんなで…(落ち葉スキー場準備②)

 JERAさんに場所を提供していただき、1月23日、PTAの方と学校職員で、落ち葉スキー場に敷き詰める「ご」を集めました。

 肥料袋100袋分の「ご」をみんなで集め、うしのけ山のふもとへ。

 

 1月27日は、全児童での落ち葉スキー場の整備です。

 低学年は、ゲレンデに顔を出している石を取り除きます。そして、気持ちよく利用できるように、ゲレンデ横の階段の掃除です。

 

 高学年は、事前にPTAと学校職員で用意した「ご」をゲレンデに敷き詰めます。一人2袋(4袋?)を抱え、ゲレンデまで運びます。「ご」は見た目ほど重くはないですが、全身で抱えての山道は、腕や足に結構応えます。

 子ども達やPTA・地域の方の手によって、 昔からの伝統は引き継がれていきます。

脈々と…(落ち葉スキー場準備①)

 1月21日、地域の方が、今年で20周年を迎える「落ち葉スキー」のスキー場整備を行いました。

 スキー場は、年月を重ねるたびに、階段が設置されたり、登山道が拡張されたり、樹木の剪定が進んだり…と安全に使いやすく整備されています。落ち葉スキーは、今や亀山小の子たちだけでなく、交流を深めている清田小の子たちも楽しんでいます。

 脈々とつなげられている「子ども達に楽しい遊び場を!」という地域の方の思いで、今年も子ども達は落ち葉スキーを楽しめます。

 

 

 

声と優しさと上達と(全校長縄大会)

 1月17日、児童を縦割り班で2つに分け、全校で長縄大会を行いました。

 長縄の練習は、3学期からスタートしました。跳ぶタイミングをとる声、場の雰囲気を軽くする声、励ます声、低学年の子の背中を軽く押し跳ぶタイミングを伝える姿、苦手な子が跳べたときにみんなで喜ぶ姿、跳びやすいように縄の回し方を工夫する姿…声と優しさが、子ども達の上達を支え、大会ではいい記録を出しました。

 跳んでいる3分間は、2つの縦割り班からは、元気な声でお互いを元気づけさせる声でいっぱいでした。風の強い中の大会でしたが、最高に良い大会となりました。

あのね、実は…(5・6年SOSの出し方教育)

 1月17日、SOSの出し方に関する授業『悩んだ時にどうする?』を、市のカウンセラーを講師に迎え5・6年生で行いました。この授業は、地域福祉課の主導のもと本年度から実施されることになりました。

 

 ワークシートを使っての学習では、「家族と喧嘩したらどうする?」「友達が悩んでいたらどうする?」の問いに、子ども達は真剣に考え、「一旦家族と距離を置いて一人になってみる」「ゲームをして喧嘩のことを忘れる」、「自分の経験を友達に話す」「友達と一緒に遊ぶ」「先生に相談する」など、子ども達なりの解決策をもっているのが分かりました。

 

 心の専門家のカウンセラーさんからは、自分が困ったとき、悩んだ時に大切なことは、『身近にいる信頼できる大人に相談すること』とアドバイスがありました。

 

 最後に、担任から自分の経験として、弱っている自分を勇気づけてくれた友達の話がされました。改めて一人で抱え込まないことの大切さを子ども達は学びました。

 子ども達の身近にいる私たち大人が、子ども達にとって「信頼される大人」であることの大切さもしみじみ感じました。